ライフラインを守る液状化防止・液状化抑制対策技術
アースドレーン工法は、液状化対策工法の中に於いて従来より数多く施工されている「間隙水圧消散工法」に分類され、透水性の高いドレーンをドレーン打設機にて地盤に埋設し、そのドレーンにより地盤の排水性を高め、地震時に発生する過剰間隙水圧を消散させ、液状化を抑制する工法です。
噴砂現象 | 浮上した管路 | 地表が陥没した管路 | ||
倒壊家屋とマンホール | 車道中央のマンホール | 1m浮上したマンホール |
液状化とは、地震時に繰り返す振動作業により、地盤内に過剰間隙水圧が発生して有効応力が減少する結果、地下水で飽和された砂質地盤土がせん断強さを失う事を言います。液状化が発生すると、マンホール等地中構造物の浮き上がり、噴砂による道路、路面等の沈没、家屋の不動沈下等、多方面に被害が拡大しライフラインの機能を失う事もあり、社会経済に大きなダメージを与えます。
アースドレーン工法は特に液状化現象によるマンホール浮上抑制技術として下水道新技術推進機構の建設技術審査証明を取得しています。
「マンホール液状化抑制実験」に於いて、地盤条件を一定にした液状化未対策地盤とドレーンを埋設した液状化抑制地盤に仮想振動を与え、間隙水圧比と地震動(加速度)の経時変化を測定した結果、
【実験条】
人工ドレーン…外径 6cm、内径 3cm / 疑似マンホール…外径 21cm、比重0.85 / 使用砂…珪砂(6号) / 加速度
(平成18年8月 豊橋技術科学大学於)
ドレーンジョイン | ドレーンキャップ | |||||
先端ビット+ドレーン | 先端ビット+ドレーン | ドレーン打設機 | 先端ビット |
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マーキング | 打設状況 | 設置状 | 設置完了 |
家屋イメージ図 | ||||
新設雨水函渠 | 打設状況 | 特殊角人孔 | ||
1号丸人孔(組立) | 打設状況 | 特殊角人孔 |